素材の違いで変わるメガネ選び
寒さにめっぽう弱いメディア担当373です
今年も後わずかですねー。
コロナの一年といっても過言で無いほど
生活様式の変わった年でした。
メガネも在宅が増えたことにより
ブルーライトカットレンズの需要が増えたり、
通勤などでのマスク着用に伴う、曇り止め商品などが活躍しました。
様々なアイデア商品や機能性のある商品などが
僕たちの日常を彩ってくれていますが、
今日は、メガネを選ぶ際の基本的な部分にもあたる、
素材についてお話しようと思います。
主なメガネの素材
今や様々な素材のメガネが流通しています。
素材の特性を生かした、シーンでの使い方や
ファッション面での素材の雰囲気に合わせた
選び方などもできますね。
プラスチック系素材
【セルロイド】
ニトロセルロース(綿の一種)と樟脳(よく虫よけや芳香剤に使用されるもの)などから合成された合成樹脂。
近年は、プラスチックフレームの総称を「セルフレーム」と呼ぶことが多いですが、
このセルロイドがプラスチックフレームの最初の素材だったことに起因しているようです。
燃えやすく、硬質な素材で衝撃に強いセルロイドは、加工には高い技術力を必要とします。
丹念に磨くことで独特の色合いやツヤ感を出すことができるので、
透明感のある質感にこだわった商品に使われることが多いです。
また、長く使用していると白くなったり、アルコールによる劣化が起きたりしやすいのが注意点です。
【アセテート】
天然セルロースを原料にしてできた素材。
燃えにくく加工しやすいという点から、セルロイドに変わり、現在のプラスチックフレームの主流になっています。
滑らかな手触りと鮮やかな発色による、透明感のある色合いが魅力的な素材で様々なカラーが流通しています。
セルロイドに比べるとやや柔らかい素材であり、型崩れへの注意が必要となります。
紫外線での劣化に強いので、普段からメガネを使う方の最適な素材でもあります。
メタル系素材
【チタン】
軽量で、それでいて強度もあり、最近のメタルフレームではよく使用される素材です。
金属アレルギーなども起きにくく、肌にも優しいです。
また塩分に対しても強く、汗に強いという特徴もあるので、
一日中かける方にも最適な素材といえます。
テンプルやフレームに入っているデモレンズなどに
TITAN-PやTITANIUMなどと表記されています
【βチタン】
チタンの軽さや強度の性質を継承しつつ、弾力性をあわせ持つ素材です。
復元力が高く形状安定性がある、ベータチタンは
掛け心地の柔らかさと、メガネにかかる負荷を減らしてくれるため
テンプル部分に使用されることが多いです。
掛け具合の変化を少なくしてくれます。
【ニッケル合金】
メガネやサングラスのフレーム素材として、昔から使われているメタル素材です
チタンと比べると素材の比重が重いですが、細かな加工のしやすさから装飾がしやすい利点があります。
素材の中のニッケルがアレルギーを起こすことがあるため、金属アレルギーをお持ちの方にはオススメ出来ません。
【ゴムメタル】
元々は車用のサスペンション部分に開発された素材です。
チタン合金の一種で金属でありながら、軽量かつゴムのような弾力性と、高強度を併せ持ちます。
一般的なチタン合金よりも軽く、柔らかな掛け心地が魅力的です。
また、ニッケルも含まれておらず、アレルギーなどにも強く人体にやさしい素材なので
普段使い用のフレームだけでなく、お子様用のフレームにも適しています。
【ステンレス】
耐食性が優れた金属素材です。
やや重さがありますが、板状フロントやテンプルなどでバネ性を活かしたり、幅広く使用されています。
汚れない(stain less )という語源からのネーミングになっているそうです。
その特徴から、生活環境でも多用されていて、スプーン等の口に入れる商品の素材にも多く使われています。
樹脂系素材
【ウルテム】
ウルテムは強度があり、優れた耐熱性、高い強度と剛性を備えた
長時間の使用でも型崩れしにくい素材です。
他の樹脂素材に比べやや剛性があり強度も高いため、細くスッキリとした薄い成形が可能。
医療器具、航空機部品、幼児の食器などにも使用され、安全性にも優れています。
【TR-90】
スイスの医療器具メーカー(EMS社)が開発したナイロン樹脂素材。
医療現場で使用されているカテーテルの素材としても採用されいて、人体に優しい素材です。
ナイロン樹脂の一種で、曲げ弾性・バネフィット性・耐薬品性に優れています。
水とほぼ同じ密度であるため、非常に軽量でもあり、お子様用のフレームにも適しています。
【ポリアミド(樹脂)】
軽くて柔軟性のある素材で、肌に馴染みやすく、掛けやすいのが特徴です。
医療用器具にも使われる人体適合性の高い素材で、
肌への負担も少ないとされています。着色が美しく、カラーリングが多彩。
少し厚みのあるフレームが多いです。
自然系素材
【木材】
天然素材がもつ温かみが魅力的な木材。
木目が表現する雰囲気や、木材ならではの質感は
メタルフレームや樹脂素材など、
その他の素材にはない高級感を放ちます。。
【竹】
体積の半分の水分を吸収できるしなやかさと、
非常に軽い天然素材。
独特の風合いが、魅力的ではりますが、加工には高い技術力を必要とします。
一つ一つ削り磨き上げられた竹は
使いこむほどに顔に馴染んでいき、
日本ならではのフレーム素材として注目されています。
【バッファローホーン】
バッファロー(水牛)の角を使用した高級素材。
強く存在感があり、独特の質感や特有の柄が入るのが特徴的です。
色合いは、淡いベージュから漆黒までと幅広く、
非常に希少ではあるが、ホワイトカラーも存在します。
インパクトがあるので、掛ける人のイメージも
【べっ甲】
タイマイというウミガメの甲羅を使用した素材。
ワシントン条約で商取引が禁じられているので、現在は希少性が高い高級素材です。
タンパク質素材で人体への負担も少なく、眼鏡フレームにも適しているが、
汗や整髪料に弱いので、こまめな手入れが必要になります。
熱での圧着による破損への修復や、磨くことで光沢を再現できるので
永続的に使い続けられる部分も魅力の一つです。
その他素材
【サンプラチナ】
1930年に加藤信太郎により開発されたニッケル85%、クロム11%、銀3%、その他1%を含む白金色合金です。
身体との親和性に優れているのが特徴で、チタンに比べると比重がありますが、
耐食性にも優れており、経年劣化も少ない性質です。
チタンの普及前は、高級な眼鏡の素材とされていました。
硬く丈夫であるが故に、加工には職人技が必要になります。
職人が手間隙をかけて磨きを行った、美しい白金色の肌触りが良いフレームは、
昭和天皇も愛用した素材です。
【アルミ】
金属の中でも軽量と加工のしやすさが特徴の素材です。
電化製品・建材・航空機材等、その他の分野でも多種多様な使い方がされています。
大きな形状でも、見た目よりも軽く作製することができます。
【金】
耐久性に優れ、腐食しにくく錆びにくい素材。
柔らかいため、掛け心地の良いメガネを作ることができます。
その他金属と比べると重さは有りますが、皮膚のかぶれも起きにくいので、肌への負担も少ないです。
純金の状態だと、柔らかすぎるので、一般には銀や銅を混ぜた状態で使用されます。
こうしてみると多種多様な素材がありますね。
今回お話したのは一部ですので
これら以外にも存在します。
日々、フレーム素材も進化しているので
今後も様々な素材が出てくるのが楽しみですね。
M-ALLでも様々な種類のメガネを販売しているので
良ければ見てくださいね。
シーン別で合わせる選び方もあり
プライベートや在宅時など、カジュアルに使うパターンや
ビジネスやフォーマルな場所で使う場合など
日々生活していれば多くの環境や場面がありますよね。
そんなシーンやファッションに素材の雰囲気を意識してみてはいかがでしょうか。
昨今、こうあるべきだ的な頑固おやじ的な考え方は減っていると思いますので、
自由度は高いと思います。
ただ、相手を不快にさせてしまうような、奇抜なカラーやデザインは
場面によっては避けたほうがいいですよね。
複数の素材を合わせている、コンビフレームなどもありますので
それぞれの雰囲気や特性などを意識的に合わせれば
印象も変わってくると思います。
選び方の一つとして楽しんでみてください。
下記記事もよければご覧ください。
今回は素材のお話でした。
素材ひとつ考えるだけでも、メガネ選び方が変わりますよね。
僕もようやく新しいメガネを買えました。
今回は初となる、2way仕様のボストンフレーム。
ブロウタイプでフロント上部に印象が残るデザインですね。
最近は車での移動が多いので、運転時もまぶしいときにさっと、
サングラスにできて重宝しています。
今回買ったアイテム
めっちゃセールストーク的な紹介になってしまいましたが(笑)
今回はこのあたりで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!
記事を書いた人 373
M-ALL MEDIA担当。スタイリスト→パチンコ店役職→インテリアメーカー勤務→飲食店店長→から今に至る。音楽とコーヒー好き。
最近一押しアーティストは、藤井風。
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